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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻6号

1999年06月発行

文献概要

シンポジウム 整形外科と運動療法

骨粗鬆症における運動療法の意義と役割

著者: 遠藤直人1 関口秀隆1

所属機関: 1新潟大学医学部整形外科

ページ範囲:P.715 - P.720

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 要旨:運動負荷は骨,筋肉,関節の成長と維持において重要である.骨粗鬆症治療において運動療法は薬物療法,食事療法と並んで基本的療法の一つである.骨健康診断(骨ドック外来)受診者では一日平均歩数は高値であった.また,閉経期女性で一日歩数を高めた群(運動療法群)では,そうでない群に比して骨塩量減少を防止できた.運動療法の目標は,第一に運動負荷による骨量減少防止,骨強度を高めること,第二に筋力,協調運動などの運動機能を高め,転倒を防止することである.運動療法により十分な効果を得るためには長期間継続することが必要で,骨粗鬆症教室,運動教室が有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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