icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻6号

1999年06月発行

文献概要

シンポジウム 整形外科と運動療法

開業整形外科医と運動療法

著者: 田辺秀樹1

所属機関: 1田辺整形外科医院

ページ範囲:P.721 - P.724

文献購入ページに移動
 要旨:運動器疾患を中心に扱う整形外科治療の中で,運動療法は他の治療と並んで大変重要な治療法の一つであり,現在いろいろな疾患に運動療法が施行されている.
 そこで,都内無床整形外科医院50施設に対して運動療法の対象疾患と治療面積・スタッフの数について,アンケート調査を施行した.結果は,肩関節周囲炎と変形性膝関節症の二つに対して運動療法を行っている施設が多かった.リハビリ室の面積は平均54.3m2で,1日の平均来院患者数は151人であった.また,一人の患者の運動療法に対してかけられる時間は,平均16.8分であった.
 首都圏での開業整形外科医院は治療室面積も十分にとれず,人件費も他地域より多くかかり,患者に十分満足の行く治療ができないのが現実である.そこで,運動療法の患者を他施設に委託することにより煩雑さを減らすとともに,経営上でも十分に対応できるために思案する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら