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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻6号

1999年06月発行

文献概要

整形外科philosophy

臨床研究に思う―Pauwelsから岡林 篤まで

著者: 七川歓次12

所属機関: 1滋賀医大 2行岡病院

ページ範囲:P.791 - P.794

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 臨床的研究では実を結ぶまでにかなり時間がかかるので,長く興味をもち続けることが必要である.教典を翻訳したり,分類したりするだけで一生を費やし,続きを次の世代に委ねるというような仕事をしている集団があるらしいが,そこまでいかなくとも,何年,何十年と歳月をかけないと臨床的な仕事は本当のことがわからないことが多い.しかし,教典を訳すというように同じことを長年やってさえおればうまくいくというものではなく,さらに二つのことが要求される.一つはデータを整理し,まとめた時にイマジネーションが働くこと,そして二つ目には仮説ができればそれを実証するために再び時間をかけて追求する根気とエネルギーをもっていることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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