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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻7号

1999年07月発行

文献概要

整形外科philosophy

整形外科医が整形外科領域の病気にかかったとき

著者: 古屋光太郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学整形外科

ページ範囲:P.865 - P.874

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はじめに
 臨床整形外科編集室より「整形外科philosophy」欄への執筆依頼を受けたが,私は若い医師に遺したい哲学を持ち合せませんので,私の永年の持病である頚椎症の闘病記を記したい.そして,私自身の患者体験を通して,医療現場では医師と患者の良き信頼関係を維持することが最重要課題であることを強調したい.弱者である患者の立場に立ち,患者の話をよく聞き,質問にも答えるのが望ましき医師像である.自分自身を振り返りみても,鞭打ちを経験し,頚椎の手術を受けて以来,患者の訴えに素直に耳を傾けるようになったと感じている.
 臨床経過は20年の長さに亘るので発病から退官までのそのⅠ.と,退官後現在までのそのⅡ.に分けて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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