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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻7号

1999年07月発行

文献概要

臨床経験

胸骨体部分離を呈した2症例

著者: 岡本巡1 三宅康晴1 津村敬1 熱田裕司2

所属機関: 1遠軽厚生病院整形外科 2旭川医科大学整形外科

ページ範囲:P.931 - P.934

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 抄録:今回われわれは前胸部の運動時痛を主訴に来院し,X線像にて胸骨体部に分離を呈した2症例(男性1例,女性1例)を経験した.いずれも骨折を疑うような明らかな外傷歴はなく,その発生機序としては胸骨の骨化の過程において何らかの異常を呈したものと思われた.
 また,治療法としては,骨化中心の癒合がほぼ得られる30歳以上で安静時痛などの高度の疼痛がみられる症例には,固定術による癒合を得るのもよい方法と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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