icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻7号

1999年07月発行

文献概要

臨床経験

外傷後にdelayed spinal palsyを呈した強直性脊椎炎の1例

著者: 金谷邦人1 山下敏彦1 竹林庸雄1 横串算敏1 小野信英2 横澤均3

所属機関: 1札幌医科大学整形外科学教室 2札幌円山整形外科病院 3麻生整形外科病院

ページ範囲:P.953 - P.957

文献購入ページに移動
 抄録:胸椎骨折による遅発性脊髄麻痺を呈した強直性脊椎炎の1例を経験した.症例は58歳,男性.1996(平成8)年4月,屋内で転倒し腰背部痛が出現した.体幹装具による保存療法を受けたが,半年後から両下肢麻痺と膀胱直腸障害が出現した,1997(平成9)年3月,当科入院時には,胸腰椎に見かけ上の脊椎変形はなかったが第12胸髄節以下の痙性不全麻痺を呈していた.画像上,強直した第10/11椎間の開大を認めた.後方除圧術およびinstrumentationを併用した前方固定術を行った.術後麻痺は改善し杖歩行が可能となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら