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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻9号

1999年09月発行

文献概要

整形外科英語ア・ラ・カルト・80

整形外科分野で使われる用語・その42

著者: 木村專太郎1

所属機関: 1那珂川病院

ページ範囲:P.1138 - P.1139

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 第78回目の最初に書いた“PRN”のことについて御質問があった.“prn”はラテン語の“pro re nata”(プロ・レ・ナータ)の略語であると書いていたが,“nata”が娘という意味であり,間違いではなかろうかとの質問であった.
 私はただ“pro re nata”として暗記していただけなので,ラテン語の詳しい説明を立川 清編の「医学語源大辞典」に求めてみた.“pro”は前置詞“~~に応じて”,“re”は“物事や事情”を意味する“res”の奪格形,“nata”は“生ずる”や“起こる”意味の“nasci”の過去分詞形“natus”の女性形奪格とある.新生児のことを“neonatal”というように,“nata”は“生まれる”を指す.したがって,“prn”は“新しく生じる事態に対応して”という意味になり,“必要に応じて”ということになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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