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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻9号

1999年09月発行

文献概要

臨床経験

Ulnocarpal abutment syndromeとの鑑別が困難であったTFCC手根骨付着部損傷の1症例の治療経験

著者: 西川真史1 長沼慎二1 竹内和成1 福田陽1 和田簡一郎1 鈴木雅博1

所属機関: 1むつ総合病院整形外科

ページ範囲:P.1159 - P.1162

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 抄録:目的:Ulnocarpal abutment syndrome(以下UAS)と診断し,骨切り予定であったが手関節鏡にてTFCC手根骨付着部に異常を認め,同部を切除し症状が著明に改善した症例の報告である.
 対象および方法:17歳,女性.誘因なく左手関節尺側痛を主訴に当科を紹介受診した.手関節可動域制限はなく,遠位橈尺関節に圧痛を認め,TFCCストレステスト陽性であった.単純X線撮影で7mmのulnar plus variant(以下UPV)を認めた.手関節造影やMRIで異常はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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