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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻9号

1999年09月発行

文献概要

臨床経験

下肢手術後に大腿骨頚部insufficiency fractureを生じた2症例

著者: 喜多島出1 立花新太郎1 弘田裕1 中道健一1 須田雅人1

所属機関: 1虎の門病院整形外科

ページ範囲:P.1163 - P.1166

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 抄録:整形外科手術後に,大腿骨頚部insufficiency fractureを生じた2症例を経験した.症例1は77歳の女性で,大腿骨転子下骨折に対し髄内釘による骨接合術を施行した後に発生した.症例2は75歳の女性で,変形性膝関節症に対し高位脛骨骨切り術(以下HTO)を施行した後に発生した.両症例とも明らかな誘因なく骨折が生じており,骨粗鬆症による骨脆弱性を基盤としてinsufficiency fractureが生じたものと考察した.骨粗鬆症を有する患者に下肢手術を施行した場合には,慎重な経過観察が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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