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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻1号

2000年01月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

成人側弯症に対し胸腔鏡と腹腔鏡を併用した前方解離術の経験

著者: 遠藤健司1 武田裕介2

所属機関: 1東京医科大学霞ケ浦病院整形外科 2弘前大学医学部整形外科 3 4

ページ範囲:P.53 - P.58

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 抄録:背部痛を主訴とする,胸椎から腰椎にわたる可撓性の乏しい成人側弯症2例に対し,胸腔鏡と腹腔鏡を使用して一期的に前方解離を行い,1週間後に後方矯正固定術を行った.胸椎では側臥位で,腰椎では仰臥位でカーブの凸側から進入し,鏡視下に前方解離をした.分節動静脈を温存し,椎間板と骨棘を切除し椎間可動性を得た.1週間後,後方矯正固定術を行い,2症例の胸椎,腰椎カーブのいずれでも60%以上の高い矯正率を得た.神経損傷や大血管損傷などの手術合併症はなく背部痛は改善した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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