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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻10号

2000年09月発行

文献概要

論述

慢性関節リウマチに対するハイブリッド人工股関節置換術の中期成績

著者: 長谷川正裕1 大橋俊郎1 谷知久1 大友克之1

所属機関: 1朝日大学村上記念病院整形外科

ページ範囲:P.1087 - P.1092

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 抄録:慢性関節リウマチに対する人工股関節置換術において,臼蓋側はセメントレスでチップ状骨移植の併用,大腿側は骨セメント使用のハイブリッド方式を採用しているのでその成績を検討した.対象は術後5年以上終過観察を行った30例41関節で手術時平均年齢は59歳,平均観察期間は6.7年であった.日整会変股症判定基準は術前平均39.7点が最終調査時平均79.5点と有意に改善し,各項目とも改善した.Steinbrockerの機能分類では改善したものは35関節で,悪化したものはなかった.セメントレスカップのゆるみはなかったが,骨セメント使用のステムは7%にゆるみがみられた.しかし,進行性のゆるみはみられず,再置換に至った例はない.ハイブリッド方式の人工股関節置換術は慢性関節リウマチに対しても有用な術式であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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