icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻10号

2000年09月発行

文献概要

論述

Revision前十字靱帯再建術の検討

著者: 朝比奈信太郎1 仁賀定雄1 星野明穂1 池田浩夫1 鄭光徹1 長束裕1

所属機関: 1川口工業総合病院整形外科

ページ範囲:P.1093 - P.1096

文献購入ページに移動
 抄録:当院で初回ACL再建術を行った後に,再断裂や不安定性の再燃のためにrevision ACL再建術を要した24例を対象とし,再手術に至った要因について検討するとともに,初回ACL再建術とrevision ACL再建術の臨床成績を比較検討した.対象の内訳は男性13例,女性11例で,初回手術時年齢は14~42歳(平均20歳),初回手術から再手術までの期間は4カ月~6年7カ月(平均2年8カ月)であった.revision ACL再建術に至った例は,初回手術の術式別では,一重の半腱様筋腱と薄筋腱にLADを併用したシリーズに再断裂例が多く,術後も高い活動性を維持している例が多かった.再受傷による再断裂例では,再断裂前の初回手術後の他覚的膝安定性,関節鏡視像は特に不良ではなかった.revisionACL再建術の成績は,他覚的膝不安定性の点で初回手術の成績よりやや劣っていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら