文献詳細
文献概要
専門分野/この1年の進歩
骨・軟部腫瘍学術集会―この1年の進歩
著者: 高木克公12
所属機関: 1熊本大学医学部整形外科 2第33回日整会骨・軟部腫瘍学術集会
ページ範囲:P.1364 - P.1367
文献購入ページに移動学術集会が目指したことは,整形外科腫瘍学の20世紀の業績を踏まえて,21世紀へ向けての新しい展開の引き金とならんことであった.20世紀の業績とは,臨床病理学の進歩(骨・軟部腫瘍病理診断学の確立),画像診断学の進歩(治療効果判定を含めて),集学的治療法の確立と生命予後の向上(本邦での骨肉種5年生存率では,概ね70%までに向上してきたと報告されている),そして身体機能を保持した患肢温存手術法の普及などである.
掲載誌情報