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臨床経験
潰瘍性大腸炎に破壊性の股関節炎を合併した1例
著者: 金村在哲1 西川哲夫1 松原伸明1 日野高睦1 冨田佳孝1 三谷誠1 原田俊彦1 井口哲弘2
所属機関: 1兵庫県立加古川病院整形外科 2神戸労災病院整形外科
ページ範囲:P.211 - P.214
文献購入ページに移動潰瘍性大腸炎では種々の腸管外合併症が認められているが,その中でも脊椎および関節症状は血清反応陰性脊椎関節症の範疇に属している.その特徴は急性に発症し,一過性,移動性に生じるびらん性変化を伴わない非破壊性の関節炎とされている.自験例では破壊性の股関節炎を合併し,観血的治療にまで至った稀な1例であり,人工骨頭置換術を施行し良好な結果を得た.
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