icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻4号

2000年03月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

胸椎椎間板ヘルニアに対するヘルニア摘出術―とくに顕微鏡下後方ヘルニア摘出術について

著者: 大石芳彰1 馬場逸志1 住田忠幸1 真鍋英喜1 村上健1

所属機関: 1広島市立安佐市民病院整形外科

ページ範囲:P.287 - P.293

文献購入ページに移動
 抄録:胸椎椎間板ヘルニアの手術的治療は前方法を選択するのが一般的であり安全性も高いと考えられている.一方,後方からの椎間板ヘルニア摘出術は神経損傷の危険性が高いといわれているが,後療法の簡略化や呼吸器合併症の回避などの利点が挙げられる.当科では顕微鏡下に後方から,症例によっては経硬膜的に脊髄および神経根を確認しヘルニアを摘出する手術法により良好な成績を得ている.後方からのヘルニア摘出に際しては,術前に病態をよく把握し,適切な手術方法を行い不用意な操作を避けること,術者および助手が顕微鏡下手術に習熟することが必要と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら