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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻4号

2000年03月発行

文献概要

臨床経験

胸椎に発生した二次性動脈瘤様骨嚢腫像を伴う骨芽細胞腫の1例

著者: 本荘憲昭1 諌山照刀1 浅川康司1 内藤正俊1

所属機関: 1福岡大学医学部整形外科

ページ範囲:P.325 - P.329

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 抄録:われわれは脊椎に発生した二次性動脈瘤様骨嚢腫を伴う骨芽細胞腫の1例を経験した.症例は49歳男性で,第11胸椎右椎弓部原発の骨腫瘍である.腫瘍は右椎弓から椎弓根部にかけて存在し,骨化を伴う充実性腫瘍と連続した嚢腫が脊髄を圧迫していた.骨芽細胞腫に伴う二次性動脈瘤様骨嚢腫の術前診断のもとに椎弓部を含めた腫瘍の一塊切除術および後方固定術を施行した.骨芽細胞腫はときに二次的に動脈瘤様骨嚢腫像を伴い,術前診断が困難な場合があるが,画像を詳細に検討すれば診断可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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