icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻5号

2000年04月発行

文献概要

特集 脊椎外科最近の進歩―長期予後からみた問題点を中心として―(第28回日本脊椎外科学会より)

頚部脊髄硬膜と後縦靱帯の神経支配―免疫組織化学二重染色による検討

著者: 山田仁1 菊地臣一1 八木沼洋行2 杉浦康夫3

所属機関: 1福島県立医科大学整形外科 2福島県立医科大学解剖第一 3名古屋大学医学部解剖第二

ページ範囲:P.581 - P.586

文献購入ページに移動
 抄録:頚椎組織に分布する知覚神経と交感神経については未だ不明な点が多く,特にその形態学的な相互関係については,ほとんど明らかにされていない.われわれは,免疫組織化学的に二重染色法を用い,知覚神経と交感神経を同定し,頚部脊髄硬膜と後縦靱帯の神経分布と相互関係を検討した.硬膜の知覚神経と交感神経は髄節性の分布を示していた.一方,後縦靱帯のそれは非髄節性であった.また,知覚神経と交感神経の伴走が認められた.これらの神経やその分布形態は,頚椎由来の様々な臨床症状に関与している可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら