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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻6号

2000年05月発行

文献概要

論述

腰部交感神経節,交通枝および脊髄神経に関する肉眼解剖学的検討

著者: 村田泰章1 高橋和久1 山縣正庸1 高橋弦1 嶋田裕2 守屋秀繁1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科 2千葉大学医学部第1解剖

ページ範囲:P.601 - P.605

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 抄録:腰椎部交感神経節の位置,そして交感神経節と脊髄神経の交通枝によるつながりを肉眼解剖学的に調べた.30体の固定遺体標本を用いて133個の交感神経節と421本の交通枝の位置を記録した.1つの交感神経節からの交通枝は1カ所ないし2カ所の脊髄神経に交通すると記載されていることが多いが,今回の調査では3カ所の脊髄神経に交通する交感神経節が多数存在した.また,L1脊髄神経に連絡する交通枝は他のレベルの腰部脊髄神経に連絡する交通枝より有意に長く,L5脊髄神経に連絡する交通枝は他のレベルの腰部脊髄神経に連絡する交通枝より有意に短かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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