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シリーズ 関節鏡視下手術―最近の進歩
文献概要
抄録:難治性肩関節拘縮の治療において好成績を得るためには,関節可動域の獲得とその維持が重要である.43例に鏡視下肩関節授動術と術後のCPMを併用した早期可動域訓練を施行した結果,術後平均4週で肩関節可動域・JOA scoreに有意な改善を認め,術後平均12週でADLに支障がなくなった.術後追跡期間平均64カ月で9割の症例に好成績が維持されていた.自然治癒するとされる特発性肩関節拘縮(五十肩)においても,その治療期間を短縮できるものと考えられた.鏡視下肩関節授動術は,保存的治療に抵抗する難治性肩関節拘縮の治療の第一選択として推奨できる有用な方法である.
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