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臨床経験
Salmonella Chesterによる急性化膿性股関節炎の1例
著者: 島岡宏行1 阪本達也1 上松耕太1 森田健一1 桝田義英1 大川元美2 下山弘展2 河原信吾2
所属機関: 1町立大淀病院整形外科 2町立大淀病院小児科
ページ範囲:P.689 - P.691
文献購入ページに移動サルモネラ菌による食中毒が急増しているが,その血清型の国際化,多様化が認められる.一般に,関節炎を伴ったサルモネラ症は比較的少ない.また,septic arthritisは必ずしも胃腸症状を呈さず発症することから看過されている可能性がある.そこで,胃腸症状の有無にかかわらず関節炎の診断に際し,サルモネラ関節炎を考慮する必要がある.
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