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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻7号

2000年06月発行

文献概要

臨床経験

肩SLAP病変の鏡視下手術の成績

著者: 長野真久1 小谷博信2 上尾豊二2

所属機関: 1岡本整形外科医院 2玉造厚生年金病院整形外科

ページ範囲:P.817 - P.820

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 抄録:近年,肩関節鏡の技術的進歩により,肩関節内の病変を直接観察し鏡視下に処置を加えることが可能になった.SLAP病変は外傷やスポーツ活動によって起こり,その診断と治療には肩関節鏡が不可欠である.
 1998年度に玉造厚生年金病院で経験したSLAP病変は5肩であった.全員男性で,平均22歳,野球によるものが3肩,柔道によるものが1肩であった.Snyder分類1型のSLAP病変が2例,2型が2例,7型が1例であった.1型,7型に対して肩関節鏡視下デブリードマン,2型に対してはFASTakを用いて鏡視下縫合術を行った.JOA scoreは術前平均82点が術後3カ月には95点に改善した.SLAP病変に対する鏡視下手術は有効であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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