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臨床経験
肩SLAP病変の鏡視下手術の成績
著者: 長野真久1 小谷博信2 上尾豊二2
所属機関: 1岡本整形外科医院 2玉造厚生年金病院整形外科
ページ範囲:P.817 - P.820
文献購入ページに移動1998年度に玉造厚生年金病院で経験したSLAP病変は5肩であった.全員男性で,平均22歳,野球によるものが3肩,柔道によるものが1肩であった.Snyder分類1型のSLAP病変が2例,2型が2例,7型が1例であった.1型,7型に対して肩関節鏡視下デブリードマン,2型に対してはFASTakを用いて鏡視下縫合術を行った.JOA scoreは術前平均82点が術後3カ月には95点に改善した.SLAP病変に対する鏡視下手術は有効であった.
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