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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻8号

2000年07月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

外傷性腓骨筋腱脱臼に対する手術手技の改良―Platzgummer変法

著者: 羽柴謙作1 北岡克彦1 池田和夫1 山田泰士1 山門浩太郎1 富田勝郎1

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科

ページ範囲:P.881 - P.885

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 抄録:腓骨筋腱脱臼は比較的稀な外傷とされているが,活動性の高い症例が多く,その治療は重要である.一般に,陳旧例には手術的治療が行われており,その方法は多岐にわたる.われわれはPlatzgummer法に工夫を加えた術式を用いることで良好な成績を得ることができたので報告する.
 Platzgummer法に代表される腓骨筋腱のリルーティングは比較的容易で低侵襲な術式であるが,腓骨筋腱が踵腓靱帯によって絞扼される危険性がある.われわれは踵腓靱帯を腓骨遠位端外側の線維軟骨様組織に縫着することでこの問題を解決することができた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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