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臨床経験
側方進入法にて摘出した上位頚髄部脊髄腸嚢胞の1例
著者: 辺見俊一1 松岡孝志1 金澤淳則1 宮本紳平1 和田英路1 米延策雄1 越智隆弘1
所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.903 - P.907
文献購入ページに移動症例は9歳,女児.主訴は強い後頚部痛であった.術前MRIにてC1~C4高位の頚髄腹側に嚢胞性病変を認めた.これに対し,胸鎖乳突筋の後縁より上位頚椎側面に至る側方進入法にて,嚢腫を完全に切除した.術後,後頚部の疼痛は消失し,経過観察期間は短期間であるが頚椎の不安定性や再発も今のところ認めていない.
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