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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻8号

2000年07月発行

文献概要

臨床経験

腰椎破裂骨折に対する体幹徒手牽引整復術の経験

著者: 成瀬隆裕1 花木和春1 斎藤晴彦1 大島祐之1 石原銀太朗1

所属機関: 1西尾市民病院整形外科

ページ範囲:P.917 - P.920

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 抄録:腰椎破裂骨折は手術的な除圧・整復を要することも多いが,多発外傷となって手術を待機せざるを得ない場合もしばしばある.
 今回,筆者らは本骨折3例に対し,受傷直後に,当科の斎藤の考案した体幹徒手牽引整復術を施行し,それにより受傷早期における神経障害の改善・疼痛の軽減を図ることができた.X線像でも,骨片の脊柱管占拠率の明らかな減少を確認できた.3例とも,その後除圧せずにpedicle screwによる後方固定を施行し,術後2年以上経過した現在も椎体圧潰進行や神経障害の悪化などはみられず経過良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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