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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻8号

2000年07月発行

文献概要

臨床経験

Harris-Galante Porous CupにおいてLocking Mechanismの折損をきたした2例

著者: 銅冶英雄1 原田義忠1 神川康也1 阿部功1 老沼和宏1 赤松利信1 守屋秀繁1 北原宏2

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科 2千葉大学医学部放射線部

ページ範囲:P.929 - P.933

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 抄録:HGPカップロッキングメカニズムの折損をきたした2例を経験したので報告する.症例1:HGP-Ⅰセメントレスカップを用いたTHA後9年目にステムのルースニングをきたし,手術所見でロッキングメカニズムの折損が認められた.症例2:HGP-Ⅱセメントレスカップを用いたTHA後7年目にライナーの脱転をきたし,extended mode 3D-CTにてロッキングメカニズムの折損が認められた.同様な折損はHGPカップ以外の機種では報告がないため,構造上の欠点が示唆された.また,2例のライナーの回転ずれはそれぞれ異なった方向のものであり,別の機序による折損と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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