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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻9号

2000年08月発行

文献概要

整形外科/知ってるつもり

膝関節回旋不安定性

著者: 松本秀男1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科

ページ範囲:P.988 - P.990

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 膝関節は股関節のようなball-and-socket型関節と異なり,骨形態そのものからは十分な関節安定性が得られず,関節周囲の軟部組織,特に靱帯が関節安定性の確保に大きな役割を演じている.従って,膝関節の靱帯が損傷されると,その種類や程度により様々な関節不安定性が惹起される.膝関節回旋不安定性とは,このような靱帯損傷によって生じる関節不安定性のうち,𦙾骨の回旋運動を伴う不安定性である.この回旋不安定性について,いくつかのタイプがあることが報告されてきたが2,3),その定義に様々な解釈が与えられたこともあり,病態については未だに多くの議論が存在するのが実状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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