icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科35巻9号

2000年08月発行

文献概要

臨床経験

Paget病による頚椎後弯変形に後方除圧固定術を施行した1例

著者: 中山富貴12 四方實彦1 高橋真1 長谷部啓司1 田中千晶1

所属機関: 1京都市立病院整形外科 2癌研究会附属病院整形外科

ページ範囲:P.1035 - P.1037

文献購入ページに移動
 抄録:Paget病による後弯変形を伴った頚髄症に対して後方除圧固定術を施行した症例を報告する.症例は72歳,女性.進行する痙性四肢麻痺を主症状とした.エチドロン酸2ナトリウムの投与を開始したが症状は進行し,麻痺の改善を目的として広範な頚椎後方除圧術とinstrumentationを施行した.術後症状は軽快し,術後4年6カ月の現在まで維持されている.Paget病脊椎病変に対する手術例の報告は少なく高い合併症発生率が報告されているが,本症例では良好な結果が得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら