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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻1号

2001年01月発行

文献概要

臨床経験

診断に至るまでに長期を要した尾骨脊索腫の1例

著者: 加藤有紀1 星昌孝1 大幸俊三1 清水一郎1 大川章裕1 上井浩1 龍順之助2

所属機関: 1日本大学医学部付属練馬光が丘病院整形外科 2日本大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.77 - P.80

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 抄録:15年前から疼痛があり,腫瘤発生から診断に至るまで約3年間を要した稀な尾骨発生の脊索腫を経験したので報告する.症例は49歳,女性.3年前から尾骨部腫瘤があり,婦人科検診にて超音波を行い仙尾骨部腫瘤を指摘された.生検術、MR像などより尾骨発生の脊索腫と診断し、切除術を行った.第3仙骨神経を温存でき,術後機能はおおむね良好であった.本例のような尾骨発生の脊索腫は稀であり,早期発見,診断には,尾骨を含めたMRI検査,直腸指診などが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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