文献詳細
文献概要
シンポジウム 下肢長管骨骨折に対するminimally invasive surgery
緒言 フリーアクセス
著者: 糸満盛憲1
所属機関: 1北里大学医学部整形外科
ページ範囲:P.1104 - P.1106
文献購入ページに移動骨折の手術において,1970年代から急速に普及したAO compression plateによる骨接合術は優れた成績を残しました.しかし,AOプレート固定の手技は,大きく皮膚・軟部組織を切開して骨折部を広く展開し,骨膜を広範に剥離して骨折部を一分のすき間もないほど丁寧に解剖学的に整復して,強靱なプレートで固定するものでありました.AOグループは圧迫プレートによって術後の外固定を不要とし,早期の関節運動を可能にすることで,患肢の機能を最大限に獲得することを目指したもので,この力学的に強固な内固定で目標を達成することができました.
掲載誌情報