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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻10号

2001年10月発行

文献概要

臨床経験

転移性頚椎腫瘍に対するT-sawを用いた頚椎亜全摘術の経験

著者: 羽藤泰三14 北野喜行1 堀本孝士1 野口学1 大崎能樹1 寺畑信太郎2 富田勝郎3 川原範夫3

所属機関: 1市立砺波総合病院整形外科 2市立砺波総合病院病理部 3金沢大学医学部整形外科 4現:恵比寿総合病院整形外科

ページ範囲:P.1197 - P.1200

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 抄録:胸腰仙椎の腫瘍性病変においては,腫瘍を一塊に摘出することが可能である.頚椎レベルでは解剖学的に椎体腫瘍の一塊摘出は困難であるが,われわれは乳癌原発の椎体に限局した転移性頚椎腫瘍に対し頚椎椎体亜全摘を試みた.摘出は共著者である富田ら4)の胸腰椎腫瘍摘出に準じて行った.頚髄付近の骨切りに対しT-sawの使用は有用であった.今後,症例によっては頚椎椎体腫瘍の根治的摘出も可能であると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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