文献詳細
整形外科英語ア・ラ・カルト・101
文献概要
先月は記念すべき第100回であった.
●Thomas splint(トーマス・スプリント)
これは英国の整形外科医のトーマス(Hugh Owen Thomas,1834-1891)の考案したシーネ(副木)である.大腿骨や下腿などの下肢の骨折のときに簡単に骨折部を固定し,患者の輸送や治療に用いることができる非常に便利な“splint”である.
今から約30年前の1972(昭和47)年に最初に米国から帰ってきて,日本のある病院に勤めたことがある.米国では下肢の外傷や骨折のときに,このトーマス“splint”をよく使っていた.この病院の整形外科は,当時としては私は信じられなかったが,トーマス“splint”がないということであった.世界的に有名なトーマス“splint”がないことに,私は非常にショックであったことを思い出す.しかしその後は便利なものが出現して,この“splint”はあまり使用されていないようだ.
●Thomas splint(トーマス・スプリント)
これは英国の整形外科医のトーマス(Hugh Owen Thomas,1834-1891)の考案したシーネ(副木)である.大腿骨や下腿などの下肢の骨折のときに簡単に骨折部を固定し,患者の輸送や治療に用いることができる非常に便利な“splint”である.
今から約30年前の1972(昭和47)年に最初に米国から帰ってきて,日本のある病院に勤めたことがある.米国では下肢の外傷や骨折のときに,このトーマス“splint”をよく使っていた.この病院の整形外科は,当時としては私は信じられなかったが,トーマス“splint”がないということであった.世界的に有名なトーマス“splint”がないことに,私は非常にショックであったことを思い出す.しかしその後は便利なものが出現して,この“splint”はあまり使用されていないようだ.
掲載誌情報