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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻12号

2001年12月発行

文献概要

シンポジウム 手根部骨壊死疾患の病態と治療

Kienböck病の治療―橈骨短縮術,橈骨楔状骨切り術

著者: 中村蓼吾1 堀井恵美子1 中尾悦宏1 矢島弘毅1 洪淑貴1 稲垣弘進1 塩之谷香1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学研究科手の外科学

ページ範囲:P.1347 - P.1352

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 要旨:87例のKienböck病に橈骨骨切り術を行った.術後平均54カ月経過観察し,手関節痛は81例(93%)で好結果が得られた.手関節の掌背側可動域は平均16°増加し,握力の健側比は平均9kg改善した.骨切り方法別に成績を比較したが,決定的な差を認めなかった.橈骨骨切り術は成績不良例が少なく,効果が明らかで,本症治療では第一に考えるべき方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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