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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻12号

2001年12月発行

文献概要

シンポジウム 手根部骨壊死疾患の病態と治療

Kienböck病に対する骨核入り筋膜球置換術

著者: 石田治1 生田義和1 木森研治2

所属機関: 1広島大学医学部整形外科 2広島手の外科・微小外科研究所

ページ範囲:P.1367 - P.1370

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 要旨:Kienböck病に対して骨核入り筋膜球置換術を行った27例の術後成績を検討した.この術式は除痛効果に優れた治療法で,早期の社会復帰が可能であった.一方,術前・術後の関節可動域に有意な改善はみられず,長期的にはcarpal collapseは進行していた.しかし,carpal collapseの進行によって,必ずしも臨床症状を呈してくるとは考えられなかった.本術式の適応は中高年や進行期の症例と考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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