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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻12号

2001年12月発行

文献概要

講座

専門医トレーニング講座―画像篇・53

著者: 土田浩之1 荻野利彦1

所属機関: 1山形大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1423 - P.1425

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症例:12歳,女子
 主訴:前腕回内外時の手関節尺側の痛みと手関節部尺側背側の隆起
 現病歴:6週間前に転倒し,手をついて受傷した.手関節周囲の痛みがあったが,体育では前転などのマット運動を行っていた.初診する前日に妹をおんぶしようとしたときに手関節尺側に痛みが走り,受診した.受傷後の経過中に手関節尺側背側の隆起がだんだん目立ってきたのを自覚していた.
 現症:尺骨頭は背側亜脱臼を認めるが,徒手的に整復可能である.尺側手根伸筋腱に沿って圧痛がある.手関節の掌屈,背屈とも制限はない.前腕の回内は60°,回外は20°と制限があり,疾痛を訴える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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