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統計学/整形外科医が知っておきたい
2.2群の平均値の差の検定(t検定)―腐ってもt
著者: 小柳貴裕1
所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院整形外科
ページ範囲:P.1427 - P.1432
文献購入ページに移動ⅰ.データは間隔尺度であること
ⅱ.2群とも母集団が正規分布であること
ⅲ.2群の分散も等しいこと
ⅰはよいが,ⅱ,ⅲはいかにも扱いにくい条件である.現在ではt検定の持つこれらの制約から,分布の型によらないnonparametric検定であるMann-WhitneyのU検定が汎用されていることは周知の事実である。t分布自体は極めて造詣の深い分布であるが,これを利用した検定は果たして21世紀は生き残るものなのか.
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