国際学会印象記
エジンバラでの国際腰椎学会(ISSLS)に参加して
著者:
小森博達1
所属機関:
1東京医科歯科大学医学部整形外科
ページ範囲:P.1434 - P.1435
文献購入ページに移動
さる6月19日から23日まで,第28回国際腰椎学会がScotlandのEdinburghにて開催されました.今回のpresidentは藤田保健衛生大学の吉澤先生でした.Edinburghといってもどこの都市かわからない方も多いようで,ある人にEdinburghに行くと言ったら「シマウマでも見てきて下さい」と言われてしまいました.どうも,アフリカの国(ジンバブエ?)と誤解したようです.Edinburghは英国北部の都市で,北海道よりはるか北に位置していて,学会が行われた時期は日出午前3時半,日没午後9時半でした.また,町全体が世界遺産に指定されている風光明媚な地であり,町中では日本人を含めて熟年夫婦の旅行客を多く目にしました.シェラトンホテルで開催された国際腰椎学会について報告します.
この学会にはかれこれ9年続けて出席していますが,本学会では腰椎に関連した基礎的・臨床的研究が世界から報告され,日本の学会では決して聞くことができないような報告を聞くことができます.今年もおもしろい発表がいくつもありましたので,個人的な感想を交えて紹介します.