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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻2号

2001年02月発行

文献概要

シンポジウム 舟状骨偽関節に対する治療

舟状骨偽関節に対するHerbert screw

著者: 中村蓼吾1 堀井恵美子1 中尾悦宏1 矢島弘毅1 洪淑貴1 稲垣弘進1 塩之谷香1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学研究科運動形態外科学手の外科

ページ範囲:P.139 - P.146

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 要旨:受傷後6カ月以上経過したX線写真上の舟状骨単独骨折偽関節82例(83偽関節)に整復,掌側骨移植,Herbert screwによる内固定(舟状骨再建術)を原則として治療した.骨癒合は75偽関節(90%)に得られ,手関節痛の軽減,握力の改善を得た.従って,舟状骨再建術は偽関節治療に有力な方法と考えることができる.術後6カ月以内の骨癒合率は近位骨片がMRI T1,T2強調像とも低信号の例で56%,Herbert-Whipple screw使用例で57%,近位1/3骨折で62%と低下した.機能的成績は受傷後5年以上の例で低下した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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