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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻2号

2001年02月発行

文献概要

シンポジウム 舟状骨偽関節に対する治療

舟状骨骨折に対する各種screwの検討

著者: 藤哲1 佐々木和広1

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科 2マサチューセッツ総合病院(MGH)Orthopaedic Hand Service

ページ範囲:P.167 - P.172

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 要旨:舟状骨骨折の治療に対して,現在本邦で使用可能な内固定材料についてその概略を説明した.各種screwの普及と骨折部を展開しない経皮的screw固定が現在広く受け入れられている.各種cannulated screwはHerbert法に比べ手技的に容易である.圧迫力に関しては,実験的にはAcutrack screwが最も優れ,以下3.5mm A-O screw,Herbert screw,Herbert-Whipple screwの順に弱くなるとされている.臨床的には各screwの成績の差は現在のところ明確ではない.Original Herbert screwでは,術者による成績の差が認められ技術的な問題点は指摘されている.現時点では,Herbert screwと同じ形態をもつcannulated typeであるdouble thread screwとA-O screwが使用しやすいと考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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