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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻4号

2001年04月発行

文献概要

特集 脊椎外科最近の進歩―主題とパネル演題を中心に(第29回日本脊椎外科学会より)

脊髄髄内腫瘍の治療

著者: 植山和正1 岡田晶博1 越後谷直樹1 横山徹1 原田征行1

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科

ページ範囲:P.373 - P.378

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 抄録:過去19年間に経験した髄内腫瘍26例の組織型,摘出度,術前,退院時,最終観察時の症状,併用療法,合併症,再発を検討した.astrocytoma:8例,ependymoma:6例,髄内neurinoma:3例,lipoma:3例,hemangioblastoma:3例,以下血管系のcavernous angioma,capillary hemangiomaが各1例,enterogenous cystの再発による髄内cystが1例であった.腫瘍摘出度は血管系腫瘍と,ependymoma,neurinomaの1例が全摘可能で,他は亜全摘ないし部分摘出に終わった.放射線療法はastrocytoma:7例,ependymoma:2例に行われた,術後ストレス潰瘍,脊柱後弯変形が1例ずつ認められた.術後改善度はependymoma,lipoma,angiomaは良好で,astrocytomaは1例のみ良好であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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