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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻4号

2001年04月発行

文献概要

特集 脊椎外科最近の進歩―主題とパネル演題を中心に(第29回日本脊椎外科学会より)

腰椎椎間板ヘルニアの保存的治療期間

著者: 伊藤拓緯1 高野裕一2 湯朝信博2

所属機関: 1新潟県立がんセンター新潟病院整形外科 2秋田赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.487 - P.490

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 抄録:腰椎椎間板ヘルニア症例に対し,発症直後の2カ月間の保存的治療を勧めた.この結果,腰椎椎間板ヘルニアに対する手術件数が著明に減少し,手術症例の中ではnon-contained typeの割合が有意に減少した.症状が強いために入院による保存的治療が必要であった34例中,1例は後に他院にて手術を受けたが,その他の33例は調査時にほぼ満足すべき成績であった.これらの結果から,腰椎椎間板ヘルニアの中でも特にnon-contained typeは,発症後2カ月間,疼痛管理を行うことが可能であれば,手術なしで治療できる可能性があると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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