文献詳細
文献概要
特集 脊椎外科最近の進歩―主題とパネル演題を中心に(第29回日本脊椎外科学会より)
椎間板ヘルニアへのマクロファージ浸潤のメカニズム―炎症性サイトカインTNF-αとタンパク分解酵素MMPの相互作用
著者: 波呂浩孝1 四宮謙一3 小森博達3
所属機関: 1東京医科歯科大学疾患遺伝子センター運動器分子変性部門 2 3東京医科歯科大学大学院脊椎脊髄神経外科学 4
ページ範囲:P.541 - P.545
文献購入ページに移動マクロファージが産生するMMP-7(マトリライシン)は椎間板内へのマクロファージ浸潤,MMP-3による椎間板のマトリックス分解,およびマクロファージが産生するTNF-αの細胞表面上からの遊離に重要な作用を有している,また,椎間板由来のMMP-3(ストロムライシン-1)はケモダキシスを有するマクロファージ走化性因子の産生に関与していた.
掲載誌情報