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整形外科理学療法とリハビリテーション
著者: 藤野圭司1
所属機関: 1藤野整形外科医院
ページ範囲:P.575 - P.576
文献購入ページに移動1989(平成元)年までの診療報酬点数表では「理学療法料」という項目があり,その中に「運動療法」と「消炎鎮痛を目的とする理学療法」という項があった.ところが,1990(平成2)年には「消炎鎮痛を目的とする理学療法」が整形外科的処置となり,理学療法より外された.1992(平成4)年には「理学療法料」という項目がなくなり,「リハビリテーション料」となり,その中に「理学療法」が入り,さらに1996(平成8)年には理学診療科の標榜が廃止され,リハビリテーション科に統一された.これらの一連の流れは,整形外科医がリハビリテーションと理学療法の違いを明確にしないまま,放置してきたことと無縁ではなかったと思われる.
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