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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻5号

2001年05月発行

文献概要

論述

高齢者の大腿骨頚部内側骨折に対するAustin-Moore型人工骨頭置換術の術後成績

著者: 渡辺慶1 石井卓1 横田文彦1 平野徹1

所属機関: 1厚生連刈羽郡総合病院整形外科

ページ範囲:P.591 - P.595

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 抄録:当科で高齢者の大腿骨頚部骨折に対しAustin-Moore型人工骨頭置換術を施行した49例50股において,予後と術後成績について調査し,その有用性について検討を行った.
 退院時患者の85%は歩行可能であったが,最終調査時44%が死亡あるいは歩行不能となっていた.歩行不能となった症例は痴呆またはパーキンソン病合併例が多かった.1年生存率は94%,5年生存率は60.7%であった.術後distal migrationの進行は大部分に認めたが,術後2年以内に安定し,それに伴い疼痛も消失する傾向があった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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