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股関節疾患からみたHip-Spine症候群(第1報)―局麻剤の関節内注入と神経根ブロックによる病態の検討
著者: 武田浩一郎1 菊地臣一1 佐藤勝彦1
所属機関: 1福島県立医科大学医学部整形外科
ページ範囲:P.603 - P.609
文献購入ページに移動結果は以下の通りである.股関節部以下の疼痛を合併していても,約1/3の症例ではその疼痛も股関節由来の痛みである.また,疼痛の局在のみから疼痛源となっている臓器を同定することは必ずしも容易ではない.股関節に対する手術の後に,腰椎由来の症状が軽減したり,逆に馬尾症状が新たに発生する症例が認められた.股関節の手術を実施する際には腰椎由来の症状が合併していないか確認する必要がある.同時に,画像から腰仙椎部神経症状発生の危険因子がないかどうかの評価も必要である.
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