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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻6号

2001年06月発行

文献概要

シンポジウム 膝複合靭帯損傷の診断と治療

膝複合靱帯損傷における後外側支持機構損傷合併例の治療

著者: 土屋明弘1 守屋秀繁2 渡辺泰3 金田庸一4 園田昌毅1

所属機関: 1川崎製鉄病院整形外科 2千葉大学医学部整形外科 3わたなべ整形外科 4船橋整形外科

ページ範囲:P.717 - P.723

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 要旨:膝関節の後外側支持機構の解剖は複雑であり,広く正確に知られているとは言えない.また複合靭帯損傷例では十字靭帯損傷に後外側支持機構損傷が合併することは稀ではない.新鮮損傷例では解剖学的修復術が望ましい.陳旧例に対して,筆者らはproximal advancement,次いでhigh tibial osteotomy+distal advancementを行ってきており,最近はanatomical reconstructionを行っている.前二者の術後成績は比較的良好ではあるが,不安定性の残存が認められた.再建術においては,後外側支持機構のうちlateral colateral ligamentとpopliteofibular ligamentを解剖学的に再建した.術後成績は安定性,可動域ともに良好であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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