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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻7号

2001年07月発行

文献概要

論述

骨粗鬆性脊椎圧迫骨折における骨吸収マーカーの臨床的検討

著者: 宮坂健12 大井利夫1 小山忠昭1 老沼和弘1 徳永誠1 常泉吉一1 政木豊1

所属機関: 1上都賀総合病院整形外科 2現:鹿島労災病院

ページ範囲:P.815 - P.819

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 抄録:骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折症例における骨代謝の状態を,骨吸収マーカーである尿中デオキシピリジノリン(Dpd)を用いて測定し,治療における臨床的意義につき検討した.
 新鮮脊椎圧迫骨折にて入院した閉経後女性48例に対してDpdを測定したところ,受傷後2週以内のDpd値は骨折群で有意に高値を示し,初回測定後約4週目では初回測定値より有意に増加を認めた.3例で長期にわたりDpdを測定し得た.軽快例ではDpdは正常化し,再受傷例では一度正常化したDpdは再上昇し,偽関節例ではDpdは高値を維持した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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