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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻9号

2001年09月発行

文献概要

器械

新しく開発されたvariable angleスクリューを備えた頚椎前方プレートシステム“Atlantis”の短期使用経験―その特徴と注意点

著者: 新島京1

所属機関: 1中津病院脳神経外科

ページ範囲:P.1017 - P.1021

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 抄録:頚椎前方固定用プレートシステムの次代機種として新たに開発されたAtlantisシステムを頚椎変性疾患の6症例に使用し好結果を得た.このシステムの特徴は,1)2種類のコンセプトの異なる(variableおよびfixed angle)スクリューを組み合わせて使用することによって3種類の固定性が選択できる,2)スクリュー形状に改良を加えて引き抜き強度を高めた,3)ロッキング方式がより確実かつ簡潔である,4)プレートホールディングピンをはじめとする器械類はマイクロサージャリーにおいても使いやすい,ことなどである.特性を熟知し適正に用いれば,Atlantisシステムは有用で,その適用範囲は広いが,安易にvariable angleスクリューに頼ると,本来の固定性が損なわれるので乱用は厳に慎むべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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