文献詳細
統計学/整形外科医が知っておきたい
文献概要
離散データ解析において通常整形外科領域で多用される独立性の検定(適合度検定)は,2×2分割表(2×2 contingency table)である(表1).
すなわちtable上で,縦軸,横軸に表された2つの特性において患側度数Oi,期待度数Eiとすれば,1904年より,
PearsonのXo2=Σ(Oi-Ei)2/Ei…式①
分
割表では
Xo2=N(ad-bc)2/efgh
が,期待度数からの偏りの指標として用いられてきた.これが帰無仮説すなわち縦と横は独立であるとの仮説のもとで,nが十分に大きいとき,近似的に自由度1のX2分布に従うことから,偏りの有意性を判定することができる,となっている.ところがわれわれ整形外科で扱う分割表は総データ数nが比較的小さい場合が少なくない.
すなわちtable上で,縦軸,横軸に表された2つの特性において患側度数Oi,期待度数Eiとすれば,1904年より,
PearsonのXo2=Σ(Oi-Ei)2/Ei…式①
分
割表では
Xo2=N(ad-bc)2/efgh
が,期待度数からの偏りの指標として用いられてきた.これが帰無仮説すなわち縦と横は独立であるとの仮説のもとで,nが十分に大きいとき,近似的に自由度1のX2分布に従うことから,偏りの有意性を判定することができる,となっている.ところがわれわれ整形外科で扱う分割表は総データ数nが比較的小さい場合が少なくない.
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