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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科36巻9号

2001年09月発行

文献概要

症例報告

歯科治療後に両側に同時遅発性感染を来した両側THA症例

著者: 平田哲朗1 長谷川正裕1 大橋俊郎1 谷知久1 大友克之1 塚原隆司1 今泉佳宣1

所属機関: 1朝日大学村上記念病院整形外科

ページ範囲:P.1087 - P.1090

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 抄録:症例は71歳女性で,両側変形性股関節症に対する両側人工股関節全置換術施行後2.5年で遅発性の両側感染を認めた.感染発症の3週間前に歯科治療を受けていた.抗生剤投与および両股関節に病巣掻爬,持続洗浄を行い感染の鎮静化が得られた.
 本症例は歯科治療によって遅発性感染が引き起こされた可能性がある.歯科治療後の人工関節感染の危険性を患者に十分説明し,さらに歯科医にも啓蒙する必要性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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