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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻1号

2002年01月発行

文献概要

シンポジウム 足関節捻挫後遺障害の病態と治療

足関節捻挫後遺障害―足関節の疼痛と不安定性の病態

著者: 森川潤一1 木下光雄1 奥田龍三1 安田稔人2 常徳剛1

所属機関: 1大阪医科大学整形外科 2生駒総合病院整形外科

ページ範囲:P.9 - P.16

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 要旨:足関節および足関節周囲における捻挫後遺障害の病態を明らかにするため,手術的治療を行った70例71足(平均年齢21歳,男33例,女37例)について検討した.後遺障害の内訳は,陳旧性外側靱帯損傷(63%),陳旧性内側靱帯損傷(10%),内側および外側の陳旧性靱帯損傷(4%),症候性外果裂離骨折後の偽関節(8%),Bassett's lesion(6%),soft tissue impingement(6%),浅腓骨神経損傷(3%)であった.各障害の病態に応じて手術的治療を行い,概ね良好な結果を得た.足関節捻挫後遺障害の原因は多岐にわたり,各障害の病態を十分に理解したうえで診断・治療にあたることが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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